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院長ブログ

ふきげんやおこりやすい人

ふきげんになりやすい人はどのような診断の人が多いのでしょうか?一番おおいのは情動不安定型パーソナリティ障害の方は多いと思いますが、普段は困りを自覚しないので診察場面には現れません。周囲、家族、上司などに受診を進められることが多いです。社会場面で困難なことに多くあっています。治療困難なこともままあります。

一番問題なのは思春期発症の統合失調症でしょう。うまく治療すれば穏やかになりますがほったらかしておくと暴力的傾向が被害妄想とともに社会的問題を引き起こすことにもなります。また潜在的に問題を起こさないで生活を困難なうちに暮らしている方もいらっしゃいます。

双極性障害のそう状態、てんかん性不機嫌状態もなりますが投薬により改善します。

老齢化、脳動脈硬化、頭部外傷後遺症も対応可能なことは多いでしょう。

広汎性発達障害やADHDの場合はどうでしょうか、広汎性発達障害の場合も一部いらっしゃいますしカサンドラ症候群の状態になっている主婦のかたのなかには怒りっぽくなっているかたはいらっしゃいます、広汎性発達障害とおもわれる旦那様との心的関係によりそうなっていると思われます。

広汎性発達障害のかたのばあいは一部不機嫌状態を呈する方もいらっしゃいますが、周囲からのいじめや不適応からくるPTSD的なものと思われます。広汎性発達障害のかたはどちらかというとおとなしく、やさしく、内向的な方が多いです。怒るものに対するある強迫的な対象があることも多いです。

ADHDのかたで一部こうした訴えのある方もいらっしゃいますが、成年期となり双極性障害に移行している場合や安易にADHDのための投薬をするとかえって悪化することがあるので注意が必要です。