パニック発作への対処行動は?

パニック発作に対する患者の対処行動
パニック発作は、突然の激しい不安や恐怖を感じる状態です。予期せぬ時に起こり、動悸、息苦しさ、めまいなど、身体的な症状を伴うこともあります。患者さんは、発作を乗り切るために様々な対処行動を取ります。
一般的な対処行動
- 呼吸法:
- 深呼吸をすることで、過呼吸を抑え、リラックス効果を高めます。
- 例: 4秒かけて鼻から息を吸い、6秒かけて口からゆっくり吐き出す。
- 現実感覚を取り戻す:
- 周囲の状況に意識を集中させることで、パニック発作による非現実感を和らげます。
- 例: 5つの物を見て、4つの物に触り、3つの音を聞き、2つの匂いを嗅ぎ、1つの味を感じる (5-4-3-2-1法)。
- リラクゼーション法:
- 筋肉を緊張させた後、ゆっくり緩めることで、心身のリラックスを促します。
- 例: 漸進的筋弛緩法、瞑想、ヨガ。
- 避難行動:
- 発作が起きた場所から離れることで、安心感を得ようとします。
- 例: 人混みから出る、静かな場所に移動する。
- 安全確保行動:
- 発作時に助けを求められるように、特定の行動をとることがあります。
- 例: 家族や友人に電話する、医療機関を受診する。
- 自己暗示・肯定的な言葉:
- 「これは一時的なものだ」「必ず治まる」など、自分に言い聞かせることで、不安を軽減しようとします。
- 気を紛らわせる:
- 好きな音楽を聴く、テレビを見る、趣味に没頭するなど、他のことに意識を向けることで、発作から気を紛らわせます。
医療の側から
パニックにうまく対応している患者さんはやはり慣れですね 30分もたてば収まることがほとんどですので
ゆっくり休める 横になれるところをみつけることが大事です。
それとやはり服薬ですね 発作が起きてからは脳や身体の興奮の法が大きく薬の効果が出にくいです、または遅すぎて効果がありません。
普段からSSRI 安定剤など飲んだほうが良い方もいます。
あまり頻発する場合はほかの精神疾患のこともあり、そちらを改善させると発作が出なくなることもあります。