ユトリロ展 アルコール依存症
妻に誘われて新宿 SOMPO美術館で開催しているユトリロ展にいってきた。妻は絵画が好きで夢は京都芸術大学で美術史を学びたいというくらいである。
久しぶりにユトリロを観た。やはり石灰色とでもいうのかな 鳥の糞とか土とかいろいろ混ぜて作り上げているらしいが パリのブルーとグリーンの混じった半透明の空というかよく似合って素晴らしかった。
アルコール依存症というのは忘れていた。ほかにもポール・ゴーギャン 統合失調症といわれているゴッホ
イタリア出身だがパリにいたモヂリアーニもアルコール依存症で死去している。芸術家と精神疾患はあるめんつきものでありカラバッジョなども殺人をおかしお尋ね者の人生を過ごしている。
フランスでは作家としてはベルレーヌも有名だし、何と言ってもフランソア・ヴィヨンが嚆矢にあげられるかなやはり殺人でお尋ね者 姿をかくしてより行方が知れない にもかかわらず近代詩人の祖と言われている フランスの深さかな イタリア人作家 アントニオ・タブッキ 夢の中の夢 というすきな短編集の中に フランソア・ヴィヨンが荒涼とした森の中に多くの木に吊るされた死体のなかを去っていく最後の夢が秀逸であり 彼をよく表している。
私の診ている人の中にも芸術家もおおい 発達系やADHDもいる 精神的逼迫や強迫が作品を生み出す原動力となっているかもしれない。



