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院長ブログ

金閣寺を焼かねばならぬ1 内海健教授著

この本にどうしてであったのであろうかと思い出してみた。あまり有名でない本だが私には刺さる題名だ。Twitterで精神科医のものがいくつか拝見されるが、精神科医を名乗って何を言いたいのかと思われる駄作が多い。

精神医学古書コレクターさんのは読みごたえがある 精神科医ユーチューバーを批判しているのも同感であった。名前を売ろうとしてめちゃくちゃな内容のものがほとんどである。ところでそのなかで内海健という東大から現在芸大の精神衛生の教授をされている内海健先生の新著 心理カウンセリングのための精神病理学入門に惹かれた。当院のカウンセラーにもよかろうと思い。内海先生の著作を見ているうちに膨大なものを書かれているのにびっくりした。東大精神科 文学者の正当で少ない後継者なのだなとおもう。最近は精神医学も進歩が速く文学などしている暇がないのだろう。絶滅貴種ではあるまいか

そのなかで 金閣寺を焼かねばならぬ 林養賢と三島由紀夫には刺さった。たくさん中古もあるので早速アマゾンで買ったのだ。いよいよ先生がフィクションの世界に乗り出したかと思ったら精神病跡学の本でありすこし肩透かしにあった気がした。続く