ADHDと思ってしまう症状

お母様に連れられて成績が振るわず学校も欠席しがち部活動にも身が入らないという中学 高校生が来院されることが増えてきています。集中力がないということからADHDを疑い 家族だけでなくその前にかかっていたクリニックからもコンサータを投与されてどうも効果がないと転院してくることもままあります。
単純に注意の集中力がない 学業不振 引きこもりがちとなってきただけでADHDとは言えないことが多いです。
よく聞いてみると対人緊張が強い 軽い被害感を持っている 自我障害がある 醜貌恐怖がある 漠然とした不安感が強くなってきたなどがあり それをADHDとして投薬で治ればという一種の救済願望が混じっているとも思われます。丁寧に医師や連携したカウンセラーの聞き取り カウンセリングが必要であり。
薬物投与は慎重に行うべきでしょう。