精神科治療に根本治療はあるのか?または医学的治療に存在するか
この間 面白いというか大変な患者さんが来院しました 30過ぎの博士で大変学歴のたかい方でしたが 俺の状態を根本的になおせ 投薬はいらん というかたで 医療における根本的治療が実はごく少数しか存在しない 精神科にいおいてはより少ないことを説明しましたが納得いかず 不機嫌になってお帰りになりました。
医学における根本的治療について考えてみました。
例えばがんの根治手術においても再発の恐れはあるわけでありそれは根本的治療と言えるのでしょうか IPS細胞における人間の細胞の活性化においても病気に対応しているわけであり根本的治療とは言えないと思います 例えば網膜に対するIPS細胞の埋め込みにしても病的な網膜あるいは弱った網膜は残っているわけだと思われます
翻って精神科の治療を考えてみますと薬の投薬はもちろん症状に対する対応であり根本的治療ではありません 例えば薬の投薬をしなくて医師やカウンセラーの言葉で治ったとしますそれはとても少ないと思われますが 医師の言葉やカウンセラーの言葉が根本的治療をなしたと言うことはほとんど無いと思います 劇的に改善したとすれば患者さんのレジリアンス 治療のうん基礎的体力があったからと思われます
安定剤を飲んでいる患者さんによく聞かれますがこれは治りますか
これが治る場合には薬で治ったのではなく患者さんの自己中能力が上がって薬が必要なくなったわけです ですからこれも根本的治療とは言えない
患者さんと医師の薬物的あるいはカウンセリング的な対応の中で相対的な注または悪化が起きているわけです
何か劇的な隠れた症状の開示があり それで症状が消えたというごく珍しい症例の中に
フロイトの初期の症例 アンナOの症例があると思いますが 彼女が失声やいやヒステリー症状を起こしていったものの原因が幼少の頃父の浮気を見てしまったということにあり それを指摘したフロイトの指示により劇的に症状が改善したということですが これが根本的治療のイメージでしょうか これも根本的治療をとは言えないかもしれません彼女の中に心的な傷が残っている可能性があるわけです
ですから精神科治療の場合に根本的に治りたいという希望はよくわかりますがあまりその完璧壁を出さないでリストの相談の中で自分の症状を確かめていくということが必要かと思われます。



