
ADHDにおける心理テスト CAARS 1
ADHDにおける心理検査ですが 一番簡便なものは DSM5の不注意9項目 6項目以上 多動衝動9項目 6項目以上ですが 一番詳細で説得力のあるものにCAARS TEST があります。 これがどのように作られたかを説明すると 精神科における心理テストの成り立ちが少しわかるかもしれません。 精神科の疾病は感染症や癌などと違ってある疾病のぼんやりした塊を臨床上から想像するわけです。 ADHDの場合もそうした想像力のもとにまず臨床医がおそらくそうであろうという患者の集まりを先に特定して囲い込みます。(CAARSのばあいは800人ほど)それにたいして症状と思われる100個近くの質問をします。 その質問の

ADHDの主な症状を整理してみました。
①不注意 集中力の問題 ②多動性 落ち着きのなさ ③衝動性 自己制御の問題 ④実行機能 レベルの高い作業を効率的に遂行する能力の妨げとなる自己制御、整理力、優先順位付け、時間意識、計画力に関する困難 ⑤記憶の問題 散漫 困難 組み換え ワーキングメモリーの縮小 ⑥自己概念の問題 自信欠乏 自己叱責 人付き合いを避けてしまう ⑦対人関係の問題 能力不足からうまくいかないことが多い ⑧学習の問題 効率的でない 結果として避けてしまう ⑨気分の問題 欲求不満耐性の低さ 怒りっぽさ 情緒不安定 など多様なものがあります。

漢方薬を服用するにあたっての注意 1
私は医師なので漢方薬を処方する側ですが、最近視力が弱ったのと過敏性膀胱の症状が感じられたので自分で八味地黄丸をのんでみたところ驚くべき効果がありました。 そこで少し調べてみました。 漢方薬は、複数の生薬(天然の植物、動物、鉱物など)を組み合わせたものであり、その体内での代謝は西洋薬とは異なる複雑な様相を呈します。数種類飲んでいる方もよく見かけますので考えてみましょう。 漢方薬の体内代謝 複数飲まない方が良いか? 原則として、複数の漢方薬を自己判断で併用することは推奨されません。以下の理由が挙げられます。 結論として、漢方薬を複数服用したい場合や、西洋薬と併用したい場合は、必ず医師や薬剤師に相談

ADHDの薬をのむとどう効きますか?質問へ
上記のような質問を投薬するときにたまに聞かれます。 自分の困っている標的症状に効果があるか?というような意味と思いますが、そう直接的なことは半々でしょうか 朝起きれるようになった 眠気がなくなり集中力が増した。待てるようになった 段取りが立てられるようになった 視界がクリアになったなどでしょうか ただしこれは薬の作用が脳のある部位や機能の改善を招来させた結果ですので症状そのものに効果を及ぼしているわけではありません。 ADHDの脳の特徴は今のところ4個くらいに分類されます。 ①大脳前頭前野 ADHDの主な原因として、前頭前野(前頭葉の一部)の機能調節の偏りが指摘されています。前頭前野は、思考

ADHDに関し会社側はどのようなことができるか
最近はADHDに理解のある会社が増えてきました。あまりに多いからでしょうか どのような会社側の支援があるか書き出してみました。産業医と人事の協力で作り出せるところもありますね。 1. 業務指示・コミュニケーションの工夫 2. 職場環境の調整 3. 勤務体制の柔軟化 4. 適材適所への配置 5. 周囲の理解とサポート体制 6. 助成金制度の活用 企業がADHDの社員を雇用し、職場環境を整備する際には、国からの助成金制度を活用できる場合があります。