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院長ブログ

院長ブログ一覧

うつ病の悪化要因 回復を妨げるもの

うつ病自体は一つのものではなくいろいろなうつ状態の集まりです。多くのうつ病はほとんどは3か月である程度改善し6か月で治療を終結することができます。 しかし中には治りにくいうつ病もあります、難治性とも治療抵抗性ともいいます。正確にはべつのものと思いますが。 では、どんなタイプや状況が治りにくいのでしょうか 最近はほとんどの患者さんがうつ病か発達関連でいらっしゃいますので、そこらへんの経験をもとに考えてみましょう。 ① 病因となるストレス状況がひきつづく それにもかかわらずそこから抜け出せない ② 初回ではなく何回も繰り返している。そのなかには双極(そううつ)成分が含まれている ③ 家族的負因があ

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精神科薬を飲むときの心得

精神科薬を服用するときに、意外に出てくるのがプラシーボ効果です。たいがいは患者さんは困って来院されて処方をされますが、服用するときにこれは効くだろう 効いたらよいなとおもって服用します。または医師によっては効果がありますよと暗示をかける先生もいるかもしれません。すると精神科薬は正のプラシーボ効果を発揮するといってよいでしょう。ところがマイナスのプラシーボ効果が出ることもあります。それはいやいや飲む または副作用や依存が怖くて摂取するときもその気分でマイナスの効果が出てくるかもしれません。 もう一つはこの薬は絶対効果があるはずだと思い込むこともよくありません。すると精神科薬は即効性がそうあるはず

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精神科薬は根本治療でしょうか

たまにこういうご質問をいただきますが、医学は服薬においては根本治療でなく対応した治療であることが多いと思います。精神科以外でも高血圧 高脂血症 眼科や皮膚科の薬 痛み止めなどは根本治療ではないでしょう。 目に見えて根本治療であるといえば抗生剤などはそうでしょうか ただし病気には病期というものがあります。精神科でいえばうつ期とか一過性の精神病状態 妄想状態 せん妄状態 不眠状態などがあり その時に対応した薬を投薬すれば改善してしまうことも多いです。そういう時には根本治療に相当した印象を受けるかもしれませんが根本ということとは違うでしょうね 。

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時をかける少女 1997

なにげなくYouTubeをみていると 筒井康隆原作の 時をかける少女の NHK版 タイムトラベラーの主人公たちの現在はをやっていた もちろん 彼らは現代にタイムトラベルをしており 老人になったりあの世に転移したりしている。そのことでWikiで調べていると 派生物がいくつもあった。原田知世の初物の映画はあまりにユーミンの楽曲も有名なので知っていた。そこで1997年盤が白黒で趣がありそうなのでamazon prime でみてみたのだ。 そして初めに高校の校庭シーンが出てきたところで腰がぬけるほどびっくりした。 なんと私が青春のころ通っていたある城下町のある高校のグラウンドであった。そうこの角川春樹

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ADHDと思ってしまう症状

お母様に連れられて成績が振るわず学校も欠席しがち部活動にも身が入らないという中学 高校生が来院されることが増えてきています。集中力がないということからADHDを疑い 家族だけでなくその前にかかっていたクリニックからもコンサータを投与されてどうも効果がないと転院してくることもままあります。 単純に注意の集中力がない 学業不振 引きこもりがちとなってきただけでADHDとは言えないことが多いです。 よく聞いてみると対人緊張が強い 軽い被害感を持っている 自我障害がある 醜貌恐怖がある 漠然とした不安感が強くなってきたなどがあり それをADHDとして投薬で治ればという一種の救済願望が混じっているとも思

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